今日は、熊谷ドームに行ってきました。
なぜなら亡くなった親父の功績をみて残しておきたかったから。
昨日、熊谷陸上競技場の事務の方にアポイントを取っていました。
わけを話したら「そういうことでしたら」っと受け入れてもらいました。
自宅から90分かけて陸上競技場へ。
中にも入らせてもらった。
100ｍのスタート地点
幅跳びのピット
親父の功績は、この競技場の中ではなく、投擲場にある。
担当者の方と一緒に投擲場へ。
普段は、鎖がかかってるので開けてもらって中へ・・・
ありました。
親父が作ったというハンマー投げのサークル。
とても評判がいいそうで、このサークルは投げやすいといわれているそうだ。
十何年前、親父が左官屋でここを作った時に陸上関係者の方から、「これなら室伏に気に入ってもらえるな〜」っといわれたみたいで、自慢げに話をしていたのを覚えている。
この投擲場は、陸上競技場の中にはないのだが、公認の投擲場で大きな大会でもここが使われるそうだ。
室伏が、日本選手権で使うということで、あとになって作られたのが、今陸上競技場内にあるハンマー投げのサークルだそうだ。
だからここでは、投げないかもしれないね。
でも地元の学生たちの多くがここを使っているそうです。
それだけでもこんないい場所で、親父が作ったものが残っているだけで嬉しい。
なぜか、ここに行きたくなったんだよね。
母からは、「そんな遠くまで行かなくていい」と言われたのだが、「俺の好きなようにさせてくれ」っと言って、今回行ってきたのだ。
行ってきて良かった。
使い心地がとても良いサークルなんだと聞けただけでも本当に嬉しかった。
親父たちの年代だと、生きてきた功績が残ってないことが多い。
自分たちならブログやホームページが残るからいいし、写真も残ってる。
だから、こんなことかもしれないけど、左官屋をやってきた功績を残してあげたかったんだよね。
男は、何か生きてきた証を残したいもの。
それが残ってないのは寂しい。
親父は、学生時代三段跳びで東京都で3位になっていること。
左官屋で各々の家を作ってきたこと。大きな競技場、ハンマー投げのサークルを作ったこと。それが今でも喜ばれていること。
最後は、地元のビルの管理人として、葬儀にも半分くらいの方が来てくれたくらい人気のある管理人さんだったこと。
それだけでもいい人生を歩んできたのではないかな。
親父の功績をこの目で見れた。
今日はラッキーだった。
いつかこの熊谷陸上競技場で、花谷の息子と娘が走ったり跳んだりしてほしいな。
そして、ここへ連れてきて、このハンマー投げのサークルは、じいじが作ったんだぞ。って教えてあげたい。
今日、母に報告しよう。
コメント
コメント一覧
親父、かっこいいって思いました。
だって、自分じゃこんな綺麗なサークル作れないから。
まして、みんなが投げやすいサークルだって喜んで投げているなんて。
自分は、次の世代に何を残せるか・・・
華さんは、関東大会があるもんね。
うちは、家系図も作りました。
５代さかのぼって。それ以上は無理だったみたいです。
でも江戸時代なのかな・・・
このあとに子供たちが付け加えっていってもらえると嬉しいね。
でも親父の功績を残してやりたくてね。
今度、写真を持って行きます。