久しぶりのブログ更新になってしまいました。


4月5日に父が他界しました。

約半年間、父は末期胃がんと戦いました。

手術も手を付けられず、バイパス手術のみ。抗がん剤治療を受けるも抗がん剤治療を2クール半で止め、自己免疫力で治すことを選択しました。

自宅では、胃がんは治らずも元気で過ごし、花谷接骨院で筋肉を戻すべくリハビリ治療をしていました。


３月になり、食事が徐々に取れなくなってきて、食べたものを全て戻す。

最後に選択したのは、市民病院ではなく、ホスピス系の病院。

先生から看護師さんまでとてもよくしてもらいました。

背中から腰がとても痛くなり、夜中や朝方痛み止めを打ってもらったり、優しい声をかけてくれたりしました。

父が徐々に衰弱してくるも母が持っていくイチゴの氷アイスを楽しみにしていました。しかし、食べたのもは、全てチューブで吸い取られる。

そんなことをされながらよく頑張っていた。


この半年間、花谷は父の看病がメイン。

小さい頃から可愛がられ、陸上競技で全国大会で3位になれたのも父がいつもマッサージをしてくれたから。記録に伸び悩んで辛いときに励ましてくれたのも父でした。

陸上競技の大会では、リレーメンバー全員のマッサージをしてくれて、葬式でも親友から「親父さんからマッサージを受けていたから全国にいけなんだよな」って泣きながら声をかけてくれた。

そんないつも家族が、子供達が良くなるにはどうしたらいいか？をいつも考えてくれてた人です。

物質的には豊かではなかったけど、精神的に豊かな父を尊敬。


最後に働いていたマンションの管理人。

葬式では、住民の方が多く参列してくれた。

通常、管理人さんは住民に対して、情を出してはいけないことになっているみたいで、管理会社に人には嫌われていたかもしれないが、住民の方からはとても信頼されていたようだ。

これだけは、息子達が知らない世界。

そんな住民の方があんなに多く参列してくれた管理人もいないだろうと思う。

どれだけ、住民の方に信頼されていたかがわかる。

管理会社からは、仕事を辞める時に一人も「お疲れ様」の声もかからないし、葬式では参列者もいません。

でもこれだけ多くの住民の方が来てくれたことに感謝します。


花谷は、父が胃がんになってから、自分の体を痛めてしまいました。

約1ヶ月で６ｋｇ減。その後回復するも更にまた痩せた。

大好きな人の「死」を受け止められず、どうにかできないか？俺にできることは・・・？

父を直視しすぎために父と同じような症状になったことも・・・

父と同じように食事を全く受け付けず、何も食べれない時期や眠れない時期もあった。

あんなに大好きな仕事も行きたくなくなって、弟子に任せたこともありスタッフにも迷惑をかけた。


そんな時に父から渡された本で救われる。

その人の本を買いあさり、生きるとは・・・死ぬとは・・・人生とは・・・をこの年で勉強した。

最後まで、父に色々なことを教わった。救われた。



そんな父に最後の思い出を残したくて、最後まで色々なことをしてあげた。

最後にみんなで家族旅行ができて本当に良かった。

自分なりにやれることは全てやった。

最後に「感謝状」も書いた。生きてるうちに「親父の子に生まれて良かった。父と母を選んでよかった」と伝えたかったから。

父も母も病院でその手紙を読んで泣いていたそうだ。


父からの遺言書はなかったが、みんなに言葉を残してくれた。

それを糧にこれからも自分の家族を守り、楽しく楽しく生きること。


これが、父が伝え合いことだったと思う。



人生の最強は「愛」

それに勝るものはない！！


父を見送って、「愛」に満たされた人だったな〜っとつくづく感じた。

今はもういないが、父の魂は側いる。


天国の父に恥じないような生き方をしよう！！

最後まで泣き虫な息子だったけど、沢山の「愛」をありがとう。

もう痛くないからゆっくり休んでください。


これからは、自分の子供達に父がやってきたことをやってあげよう。

自分が持ってるものを全て教えてあげようと思う。



またいつか天国で笑いながら会いたいね。

それまで、天国で楽しんでいてね。


貴之より